2017年1月24日火曜日

【私のアトピー治療記04】プロトピック軟膏の巻

こんにちは。
mitinecoです。

今回は私をとても苦しめた薬

「プロトピック軟膏」についての
思い出を振り返ろうかと思います。



この薬は、
プール指導者になって
アトピーがかなり悪化してから
使用した薬でした。

どういった物か参考に転載しておきます
ご存知の方は読み飛ばして下さいませ。

転載文(ここから)__________________________

プロトピック軟膏とは?
タクロリムス外用薬(商品名:プロトピック軟膏)は免疫抑制剤のひとつで,ステロイド外用薬とは全く異なった機序で皮膚の炎症を抑制します.
プロトピック軟膏には,成人用0.1%(16歳以上)と小児用0.03%(2-16歳未満)の2つの製剤があります.2歳未満は使用できません.
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塗布量
プロトピック軟膏の1回の塗布量は,成人用0.1%は5g,小児用0.03%は2-5歳(体重20kg未満)では1g,6-12歳(同20kg以上50kg未満)では2-4g,13歳以上(同50kg以上)は5g以下です.使用回数は1日2回までです.
*0.1g(=5gチューブから1cm押し出した量)が,10cm四方の皮膚に塗る量です.

特徴
ステロイド外用薬の分子量は450-550で小さいために,病変部位だけでなく健常皮膚でも吸収されてしまいます.一方,プロトピック軟膏の分子量は822と大きいため,バリア機能の破壊された病変部位では吸収されますが,正常の角層は通過しません.したがって,皮膚状態が回復すれば不要になったプロトピック軟膏は自動的に吸収されなくなります.プロトピック軟膏の効力は,成人用0.1 %はストロングクラス(5段階の強い方から3番目)のステロイド外用薬とほぼ同等です.小児用0.03%は成人用よりやや弱いです.プロトピック軟膏には,ステロイド外用薬のような長期間の外用による皮膚萎縮や毛細血管拡張などの副作用はありません.プロトピック軟膏はステロイド外用薬よりも痒みを抑える作用が強いです.

眼瞼,眼の周囲に特に有用
ステロイド外用薬の経皮吸収が良過ぎる顔面や頸部とくに眼瞼,眼の周囲には,プロトピック軟膏は極めて有用です.アトピー性皮膚炎では,2.0%に白内障が,0.5%に網膜剥離が起きます.いずれも,痒みのために,眼をこする,叩くなどの行為により外力が長期間繰り返し加わることにより発症します.プロトピック軟膏で眼周囲の皮疹をコントロールすることは,眼合併症の予防に有効です.

使用上の注意点
(1)プロトピック軟膏は塗布部位に一過性の灼熱感,ほてり感(ヒリヒリする)などの刺激症状が出現することがありますが,多くは皮疹の改善とともに消失します.皮疹が重症化している場合には,まずステロイド外用薬を使用して皮疹を改善し,その後プロトピック軟膏に移行します.
(2)粘膜,外陰部,びらん・潰瘍面には使用できません.
(3)単純疱疹,伝染性軟属腫(水イボ),疣贅(イボ),伝染性膿痂疹(とびひ)など,皮膚感染症がある場合には使用できません.
(ここまで)_____________________________
byはしもと小児科さん http://zousantsushin.jp/illness/アトピー性皮膚炎/プロトピック軟膏.html



はい。
私がアトピー再発時に
最初に通った病院も
同様の説明を受けた覚えがあります。

もともとある薬の説明書きを
紹介してくれたのでしょう。



特徴の所に

「分子量が822と大きく、
 荒れた皮膚では吸収されるが、
 正常な皮膚には吸収されない」

「ステロイドのような
 皮膚萎縮や毛細血管拡張などの
 副作用はありません」

と記載され、
プロトピックはステロイドと違い
安心な薬に感じますよね。



私は以前ステロイドを
使用していましたが、

症状が少し良くなっては、
また悪くなってしまう

という経験から
ステロイドを使いたくなかったので、

プロトピックを
試してみることにしました。



この決断は、
今でも後悔しています。



使用初日から、

身体が火照るを通り越し
熱くてたまらず

汗が吹き出し
痒くてたまらなくなりました。



医者からも
「最初は少し火照るから」

と説明があったので
とりあえず3日間試しました。



しかし、
あまりの痒さに血だらけとなり

痒みと痛みで
寝付けなくなってしまったので

1週間後にきて下さいと
言われていた所を

3日目で再診をお願いし、
辛さを説明したところ

「じきに反応が納まるから
 もう一週間続けてみて」

と言われるだけで、
私は絶望しました。



ただ、
この医者を攻めるつもりはありません。

だって、
この医者は私のように
酷いアトピーを経験したことが
無いのですから。

軽いアトピーなら
これで良くなるのかもしれません。

ステロイドもそうでしょう。



しかし、
酷い状態の場合は

薬の反応に耐え切れず
色々な副作用が出てきます。



例えるなら、
「包丁で指を切る」のが原因だとしたら

いくら薬を塗っても
包丁で同じように指を切っていたら

指の傷が完治する事はないですよね。

下手したら、
包丁が薬でベタベタになり

変な菌が増殖して
その包丁で切った指が

化膿したりするかもしれません。



今回の場合も似たようなもので、

薬で無理矢理治そうとしても、
元の原因をどうにかしないと

治らないだけではなく、
大変な事態を招くのです。



これは私の予想ですが、

皮膚の荒れ具合が酷過ぎて
プロトピック軟膏が吸収され過ぎてしまい

やや火照る程度ではなく、
熱が出てしまったのでしょう。



そして、原因を治さずに、
プロトピックを使い続けていたら

もっと疲弊してしまい
恐ろしい結果を招いたことでしょう。



現状に適した治療法が
しっかりと提供できる

そんな人間を見つけ出す努力
もしくは、そんな人間になる努力

これを怠らないキッカケになりました。



私と同じように
全身に痛みを感じるレベルの炎症ですと、

プロトピックが効き過ぎてしまうと思うので
ご注意下さいませ。




最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
皆様の健康を心から祈っております。

とりあえず書こうと思っている内容
(すぐ思いついたものなので少し変わるかもしれません)

 ・自己紹介
 ・ビタミンCとお風呂
ー>薬(プロトピック)
 ・薬(ステロイド)
 ・保湿(ワセリン)
 ・保湿(保湿クリーム)
 ・保湿と乾燥、それぞれのメリットデメリット
 ・炎症、汗、体温、運動
 ・食事で意識すること
 ・腸内環境について
 ・その他アレルギーとアトピーとの関係
 ・肝臓(たんぱく質)
 ・ストレスとアトピー
 ・血流や体温

mitineco

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