こんにちは。
mitinecoです。
今回は、
何もないところから
商売を始める。
という私のお気に入りの
お話を参考にしながら、
理想の商売像を
考えてみましょうか。
とあるお話を一つ紹介しますね。
(以下引用)__________
ユダヤにまつわる説話で
こんなものがあります。
中世のある時に、
二人のユダヤ人の乞食が、
キリスト教王国フランスに
やってきました。
負たちは生き延びる為に
お金を儲ける必要があり
ある事を考えました。
一人はユダヤ教の象徴である
ダビデの星をおいて、
道ばたで施しを乞いました。
もう一人は、キリスト教の
象徴である十字架を布の上に置き、
道行く人に恵みを請いました。
当時のフランスはキリスト教徒が
圧倒的に多い訳ですから、
当然、十字架を置いた方に
多くの硬貨が投げられました。
そして二人のユダヤ人は
ある行動に移します。
十字架の方のユダヤ人は
お金がある程度貯まると、
物陰でその硬貨をもう一人の
ダビデの星を置いている
ユダヤ人に渡しました。
そしてダビデの星の方に
多くのコインが山積みにされ、
十字架の方にはまったくない
と言う状況をわざと作ったのです。
この状況を見て、たまたま
通りかかったキリスト教の神父が、
十字架の方にまったく硬貨がなく、
ダビデの星に山のように
硬貨があるのを見て、
「キリスト教徒の乞食の方よ、
可哀想に...
可哀想に...
キリスト教の神父である私が
ユダヤ人に負けないくらいに
お金を恵ませて頂きましょう」
と言って、何枚ものコインを
十字架の方の布に置きました。
こうした事を何日も繰り返して、
二人は商売を始める元手を
稼ぐ事ができたのです。
この説話から商売、ビジネスの
始め方、儲ける仕組みの作り方を
学ぶことができます。
彼らがただ並んで物乞いを
しているだけであったら、
その日の飢えをしのぐくらいの
お金しかもらえなかったでしょう。
しかし彼らは人々の心理を読み
どう知れば人が動くかを計算したのです。
(ここまで)__________
(参考URLから一部抜粋しています)
元記事ではこの話から、
ユダヤ人の商売について
様々な解説をしてくれていて
とても面白いのですが、
私は別の切り口から、
この話に対して思ったことを
書いていこうかと思います。
【実はwin-winな商売】
このビジネスモデルを
「詐欺」と言う方が
いるかもしれませんが、
このようなケースならば、
私は良いと思います。
大事なところは、
「悲しむ人」かいるかどうかです。
話を読んでいる私たちには、
寄付金を受け渡していることが
わかるようになっていますが、
実際には、
受け渡しのことを知っているのは、
このユダヤ人2人だけです。
すると、どうでしょうか?
多額の寄付をした神父は、
寄付をして満足しているでしょう。
十字架を見て寄付をした
キリスト教信者たちも、
良いことをしたと思うでしょう。
そして、
物乞いをした2人は、
お金を得ることができたので
言うまでもなく嬉しいですよね。
この話で私が驚いたことは、
誰しもが「良いことをした」
または「嬉しい思いをしている」
というところです。
気持ちの面では全員が得してます。
よくいうwin-winの関係を
しっかり満たしていますね。
実に素晴らしいです!
【似て非なる詐欺商売】
それではもう一つ、
私が「似て非なる関係」と
感じているものを紹介しましょう。
健康食品(サプリメント)とか、
ダイエット器具とか、
教材とか色々あるのですが、
「買って満足してしまい
使わないような物」
「実際に使ってみたら
良くなかった物」
こういった物の販売が
最近多いように感じます。
商談の段階では、
物自体の素晴らしさ
のみにしか触れないため、
買い手は、
すごく良い物を買えて
とても得をした!
売り手は、
商品が売れて儲かった!
win-winの関係に見えますよね。
しかしながら、
少し前にも述べたように、
思ったより良くなかったり、
結局使わなくなってしまうと、
最終的に買い手は
「買わなければよかった」
となってしまいます。
これでは、
win-winとは言えませんね。
むしろ、
せっかくのリピーターの
チャンスを台無しにしています。
その人に効きそうかどうか?
その人が続けられそうか?
その場での利益には
ならないかもしれませんが
ちゃんと効く人や、
しっかり続けられる人に売り、
ちゃんと満足してもらって
口コミで広まる方が、
長く売れ続ける筈
なのですけれどね。
(詳しく聞きたい方は、
コメント欄やメールにて
個人的に聞いて下さい)
【最後に】
何も持たないユダヤ人たちが
win-winの商売をしたように、
・誰に対して商売をするのか?
・どうやって注目してもらうのか?
というところを
よく考えた方がいいですね。
「売り方」とでも申しましょうか。
学生の頃には
考えなかったことなので
まだまだ修行中です。
「敵を知り
己を知れば
百戦危うからず」
に通ずるものがありますね。
ユダヤ人も中国人も
よく考えている人がいますね。
私もまだまだ
精進しなくてはなりませんね!
最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
mitineco
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