こんにちは。
mitinecoです。
糖質についての話も3回目になりました。
1回目では、農林水産省の
食事バランスガイドについて紹介しました。
2回目では、和食で親しまれてきた食事法の
一汁三菜や三角食べについて紹介しました。
私個人の意見は、
・「脂が豊富な肉料理」の普及
・作物の育成が進んだことによる「甘い野菜」の普及
・平和による食料が安価に大量に手に入る
といった理由によって、
現代人は栄養のあるものを食べ過ぎています。
そのため、
昔ながらの考え方で、米の量をしっかり摂り、
おかずもしっかり揃えてしまうと、
栄養の摂りすぎになってしまい
多くの方々が肥満になっています。
それでは、
栄養についてよく考えていそうな
菜食主義者はどうなのか?
この記事では、
菜食主義について考えていきましょう。
|菜食主義について
菜食主義は、ご存知の方も多いと思いますが、
肉を食べないことです。
このような方々を菜食主義者(ベジタリアン)と言います。
主に、肉や魚を摂らず、
豆類、卵や乳製品、昆虫などからタンパク質を摂ります。
卵や乳製品など、動物性のタンパク質を完全に断つことを
完全菜食主義者(ヴィーガン)と呼ぶようです。
よく「お肉がないのにタンパク質は足りるのか?」
という質問が出てきますが、
菜食の場合には、肉や魚の代わりに、
主に穀類や豆類からタンパク質を摂ります。
豆を使ったお肉のようなものや、数種類の豆料理により
タンパク質量は肉食と同等くらい取れるようです。
|菜食主義による体への影響
菜食主義による体への影響ですが、
個人的にとても参考になった
ブログへのリンクも併せて紹介しておきましょう。
『参考ブログ』
・しあわせごはんとおやつneem
僕が菜食をやめた理由① (全12話)
全話ご覧になる場合には、サイドバーにあるカレンダーから、
2月26日~3月16日の記事を選んでください。
上記のブログの執筆者は、
マクロビオティックという、中国の陰陽論の考え方由来の、
完全菜食主義を22歳から9年間していたようですが、
5年ほど経過した頃から、
様々な症状に悩まされていたようです。
代表的な症状は
・夏場に出る発疹
・体臭の悪化
・ゴムアレルギー
・病気抵抗力の低下
・低血糖症
・虫歯
その他にも、
イライラ感や疲労感が凄かったようです。
|菜食主義について考察
カロリーの考え方で、
PFCバランスというものがあります。
・Pはタンパク質(Protein)
・Fは脂質(Fat)
・Cは炭水化物(Carbohydrate)
このPFCの合計がカロリーとなり、
エネルギー源になります。
おそらくマクロビオティックでは、
肉や乳製品を摂らないため不足しやすい脂質のカロリーを、
炭水化物によって補っていたのだと思われます。
【糖質による悪影響1】
参考ブログの著者も言うように、
症状のうち、イライラ感や疲労感は糖質によるものです。
糖質をエネルギーとして代謝するためには、
カルシウムやビタミンB1が必要です。
カルシウムが減るとイライラしやすく、
ビタミンB1が減ると疲労感が出ます。
症状にある発疹の原因もビタミン不足、
虫歯の原因はカルシウム不足が影響していそうです。
【糖質による悪影響2】
他にも、
・体臭の悪化
・ゴムアレルギー
・病気抵抗力の低下
・低血糖症
といった症状がありますが、
参考ブログの3つ目(2月28日)の記事にもあるように、
これらの症状の原因は腸内環境の悪化によるものです。
玄米、野菜は食物繊維が豊富です。
発酵食品は酵素によって食べ物の分解を助けます。
どちらも、腸に良いのは間違いありません。
しかし、本当に大切なのは、
腸内の余分な食べ物を排出する食物繊維ではなく、
腸内菌代わりの発酵食品でもなく、
正常に機能している私たちの腸なのです。
腸や内臓の組織の元になるのはタンパク質です。
しかし、このタンパク質は
ビタミンやミネラルがないと利用できません。
糖質の摂りすぎがビタミンやミネラルを奪い、
タンパク質の利用ができないために、
腸や内臓の細胞が再生しきれず、
徐々に機能が低下していきます。
腸が悪くなると、栄養不足により病気がつだったり、
過剰な防衛反応で様々なアレルギーになったり、
食べ物を吸収して血を作れないので、
低血糖症のようになります。
老廃物を排出するための腎臓も、栄養が断たれ機能低下すれば、
老廃物は便や尿で排出できず体臭が臭くなります。
摂り過ぎた糖質の代謝による、一部の栄養素の欠落は、
このように様々な悪影響を引き起こします。
|菜食主義による効果と問題について
参考ブログにも書かれているように、
菜食主義によって体調が改善されるのは
もともと甘い物が大好きで、
菜食にするときに甘い物を食べなくなり
元より糖質の摂取量が減るためです。
ほとんどの人間は食物繊維を代謝するための
消化酵素を持ち合わせていません。
余分なものを排出するためにも、
内臓は動きエネルギーを消費しています。
それに、人類はもともと狩猟民族です。
鳥、鼠、小魚などの小動物、
ときにはイノシシのような中型動物など
肉を食べて生活してきました。
肉の消化には適しているのです。
ゴリラのようにバナナなどの果物や野菜だけでも
生活できる民族は、消化酵素が大きく異なります。
肉を摂らないことは、普通の人間にとって、
栄養不足になる原因とも言えるでしょう。
一時的に糖質が少なくなったことで、
体調不良が改善したとしても、
長期間にわたり菜食を続けていると、
様々な栄養失調に悩まされてしまうことでしょう。
|まとめ
今回はマクロビオティックという
完全菜食主義を元に、
菜食主義による、
体への悪影響について紹介しました。
菜食主義は肉食に比べて、脂質が不足しやすく
糖質でカロリーを補うことが多いです。
糖質の代謝により、ビタミンやミネラルが失われ、
様々な問題が起きてしまいます。
それだけではなく、原始時代の頃の人類は、
主に肉食だったので食物繊維の消化が苦手です。
植物系を消化する消化酵素がない場合に、
菜食主義を行うと、栄養不足に陥ります。
安易に人の真似をするのではなく、
食事による自身の体調を良く分析して、
適した食材を摂るようにするべきです。
個人的な印象ですが、
多くの人は糖質をほんの少しにして、
卵や肉、魚などの色々な肉類や野菜を
食べるようにした方が健康になりやすいです。
最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
mitineco
_________ 関連ワード _________
肉食 野菜食 菜食 制限 健康 不健康
ミート ベジタブル ベジタリアン
0 件のコメント:
コメントを投稿