こんにちは。
mitinecoです。
今回も前回の記事に引き続き、ポケモン映画の20周年目「キミに決めた!」について書いていきます。
前回の記事はこちらからご覧下さいませ。
今回はネタバレを含んでいますので、まだ映画を見ていないかたは、これ以降は映画を見終わってからご覧いただいたほう良いと思います。
|ポケモン世界の謎は制作した大人の数だけ埋もれている。
前回の記事にも紹介しましたが、ポケモンにはボツになった3作目があります。
その話にはティラノサウルスの化石が発掘され、生物やポケモンについて、人々が疑問をもつ話です。
「この化石の生物を知っている」
「生き物は進化していまの姿になっている」
「ポケモンの種類もどんどん発見され増えている」
「ポケモンって何から進化したんだ?」
「動物の記憶はあるのに、誰も動物の話をしない」
「誰もそのことに疑問を持っていない」
「何かこの世界自体に、大きな秘密があるのではないか?」
といった内容です。
上層部の「無機質なものに意思が宿るネタは売れない」という意見から、日の目を浴びることはなかったのと、長く続いたポケモンの世界観を崩さないために、真相は明かされないまま、本人がなくなってしまいました。
今回の映画「キミに決めた!」にポケモン映画3作目の主役を飾ったエンテイが登場するのも、このボツになった作品へのメッセージなのかもしれませんね。
|ポケモンとは一体どういう存在なのか?正体は?
今回の映画で最も気になったシーンは、マーシャドーの能力でサトシが別の世界に行ってしまうシーンです。
その世界は私たちの住んでいる世界ととても似ているのですが、白黒で寂しいところです。
サトシの年齢は変わらず、物語の最初に研究所にポケモンをもらいにいく描写が学校の始業式になっていたり、旅の仲間がクラスメイトになっていたりします。
この現実世界に似た白黒の世界では、サトシは相棒の「ピカチュウ」の名前が思い出せなくなってしまいます。ポケモン自体存在しない世界のようです。
先日テレビ放映で鑑賞したインサイド・ヘッドという映画で、子供の頃には成長を助けてくれて、物語の中では感情たちの帰還を助けてくれる空想の友達「ビンボン」が登場するのですが、成長すると忘れられてしまいます。
姿はなんとなく覚えているのに、想像の友達と遊んでいたのは覚えているのに、どうしても思い出せない。
サトシが白黒の世界で、ピカチュウの姿をうっすら思い出すのですが、どうしても名前が思い出せないところが、このビンボンのように感じました。
「ポケモンの世界は夢の世界なのではないか?」
「相棒のポケモンは主人公の成長を助けてくれる心のパートナーなのでは?」
|サトシが強さとポケモンの秘密について
後半の場面では、サトシが大勢のポケモンたちに攻撃されてしまうシーンがあるのですが、サトシは傷つき倒れるのではなく消えてしまいます。
私たちも夢の中で怖いシーンを見ると「ハッ」と目が覚めることはありませんか?
目は覚めなくとも、違う夢に切り替わったりすることもありますよね。
もしもポケモンの世界自体が、サトシの夢の世界だとしたら、、、
サトシ自身が倒れるシーンがないことも納得です。
サトシが年をとらない理由。
サトシが人間離れしている理由。
ポケモンの謎。
全てのつじつまを合わせることができてしまいます。
|サトシの理想とは何なのか?
サトシがたびたび言っているセリフに
「ポケモンマスターになりたい」
「全てのポケモンと友達になりたい」
などがありますが、これはサトシの本心ではないのではないかと私は思います。
今回の映画で、ポケモンたちの攻撃で消えたサトシが戻ってくるきっかけは、ピカチュウの必死な呼びかけです。
まるでピカチュウの声に導かれて夢の続きを見ているようにも思えます。
基本的に夢の中では全てが思い通りになります。すると、サトシの本当の願いはこうではないでしょうか?
「ピカチュウと一緒にいたい」
「もっと世界を旅したい」
映画の途中でサトシが勝利にこだわって、ポケモンや仲間に八つ当たりしてしまうところがあります。
このときにマーシャドーが白黒の現実世界にサトシを引きずり込みます。
これは、サトシの願いや目的が変わったことが原因なのかもしれません。
「勝ちたい」
この想いは、現実のテストや社会競争でも十分に叶えられますから。
マーシャドーは、、、
弱った心が理想の夢を見ているのに、ふと現実にかえってしまうようなときに、
「本当にこの景色が見たいのか?」
と確認してくれる、夢の案内人なのかもしれませんね。
|近い将来には夢の世界が現実になるかも!?
夢の中の世界といえば、個人的にお気に入りのものがあります。
「ソードアートオンライン(SAO)」というアニメ(小説やゲームもありますね)を知っていますか?
オンラインゲームを題材にした話しなのですが、この世界ではフルドライブ端末や仮装現実端末というものがあるのですが、
電子端末が神経に作用して、フルドライブでは使用者の意識をゲームの中に持ち込んだり、仮想現実ではゲーム世界の映像や音声を現実の視覚や聴覚に投影できます。
今回のポケモン映画をみて私が感じたのは、
今までのポケモンの理想形は、フルドライブのように意識をポケモンの世界に投影して、さらに、動物などを想像すると自動的にポケモンに変換してくれるシステムがある電脳世界。
そしてポケモンGOなどの理想形は、映画版SAOに登場した仮想現実端末で、現実の世界にポケモンを映し出してAI知能によって自立行動するポケモンを音声入力によって操作できる半現実世界。
音声操作などができるsiriの進化型で、物事や行動の提案ができるvivがリリースされましたが、このvivが進化し多様化すれば、仮想現実のポケモンも実現できそうですね。
他にもデジモンとかも実現しそうです。
子供の頃に夢見た世界が、すぐ目の前まで来ているようで、楽しみで仕方ありませんね!
|最後に
この記事で紹介していることは、あくまでも私個人の仮説です。
「そういう意見もあるんだな」程度に心にとどめておいて下さいませ。
ポケモンが多くの子供や大人から愛されているのは、どこか心の中にいる想像の生き物に似ているからかもしれませんね。
最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
mitineco
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