こんにちは。
mitinecoです。
今回は後編記事です。
前編のほうには幼少期のアトピー(アトピー性皮膚炎)の経験と保湿について、後編では大人になってから再発したアトピーの治療と乾燥のメリットについて紹介します。
前編をご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
|社会人でアトピーが再発して苦しんだこと
アトピーについてよく言われているのは「子供のアトピーは自然と治るけれど、大人のアトピーは治らない」ですね。
はっきり言いますがアレは誤解です。
治した経験から言えば、アトピーの原因は生活環境(食事、運動、睡眠、ストレス)にあります。
子供の場合には学校、クラス、席、遊ぶ友達、色んなことが成長とともに変わります。流行りや食べものの好みも年齢とともに変化していくため、生活環境などの原因が解決されればアトピーが治ります。
大人の場合には、問題のある仕事場で逃げ場もなければどんどんアトピーが悪化していきます。これなら、部署変えや転勤で解決することもありますが、酒などの食の好みについては変わりにくいです。
これらの関係上、子供に比べて大人のアトピーは治りにくいのです。
私の場合には、子供の頃には「食事の好き嫌い」「運動のやり過ぎ」「睡眠不足」から、なかなかアトピーが治りませんでした。
それが大学受験のときに記憶力を高めるために睡眠時間が増やし、運動量も減り、生活の変化から食の好みも改善したことで、アトピーが治りました。
大学生活のうちも、睡眠不足はあいかわらずでしたが、バイト生活のおかげで運動量は落ち着いていたため、肌のほうも良好でした。
しかし、フィットネスクラブで働くようになってから状況は一変しました。
こちらは私のツイッターへの投稿をまとめた記事です。「キッカケ2(20ツイート目から)」に社会人になってからアトピーが再発した経緯が書いてあります。
生活環境の変化と、性格に問題のある上司からのストレスをきっかけにアトピーが再発してしまいました。
ストレスから甘いものが食べたくなり、毎日のようにお菓子を食べていたりと、食生活のほうも同時に悪化していきました。
運動量もやや多かったかもしれません(苦笑)
そして、これに追い打ちをかけたのが皮膚科です。
私は地元ではなかったため、ネットや周りの知り合いから評判の皮膚科に行きました。
私の感想は、幼少期に頼りにならなかった皮膚科の先生たちの中で多少説明ができる部類。といった感じでした。
病気と薬についての知識と、体の洗い方などのちょっとした注意点は知っているようでしたが、食べものや生活のストレスについてはあまり詳しくなかったようです。
これだけなら普通なのですが、自身の皮膚治療にとても自信があったようで、基本的に私の話しを聞き入れてくれませんでした。
1週間、遅くても2週間で効果が出るはずと言われた薬で、1週間目にあまり効果が出なかっただけではなく、薬を使用したら火照りとかゆみが止まらなくなったので、この理由とともに1週間目にこう伝えました。
私「薬が体に合わないから変えて欲しい」
医「この薬は最初は体が火照りやすいから問題ない、もう1週間続けましょう」
2週間目は、先週の引っかき傷のせいで火照りがさらに酷くなり
私「火照りがひどくて、かゆみでほとんど寝られません」
医「かゆいのは我慢してください」
「どうしてもと言うなら、別の薬にしますけれど(怒)」
1ヶ月で症状はひどく悪化して、その後の数ヶ月は、どの薬を塗っても効果を感じなかったので、保湿剤だけを毎月2~3万円分使用していました。
保険のおかげで1本千円もしない保湿クリームなどを、ひと月で2万円分、約1日1本ペースですね。どう考えても異常ですよ。。。
|ひどい大人アトピーの治し方について
眠ってしまうと血だらけになってしまうため、恐怖で寝られなくなり、夜には毎日必死に調べ物をするようになりました。
そして、私と同じような状況から治す方法について、2つ代表的なものがあることが分かりました。
1.ステロイド薬をたっぷり塗る方法
2.ステロイド薬などのアトピーの薬を断つ方法。
「脱ステ」「脱ステロイド」で調べるとどちらも出てくるのですが、ステロイド薬を使うか使わないかの違いです。
【薬を使う場合】
・肌が治ってからも数週間は薬を塗ること
・アトピーの部分だけでなく周りにも薬を塗ること
・保湿をすること
・食生活の改善
皮膚が治ってからも深層の皮膚細胞の炎症は治っていないため、2~3週間は最低でも薬を使用するのが重要です。さらに、傷の周りにも見えていない炎症があるので、薬は広く塗る必要があります。
皮膚の再生力を高めるために保湿はきちんと行います。
食事は、高タンパク高食物繊維を意識して、肉とキャベツなどの葉物野菜を多くとります。
【薬を使う場合】
・薬を塗らない
・保湿もしない
・食生活の改善
脱ステロイドは薬はもちろん使いませんし、基本的には保湿剤も使いません。
ステロイド薬の過剰摂取によって、体内で分泌されるステロイドホルモンが少なくなっているのを、薬を断つことで無理やし直します。
食生活は、もう一方と同じく肉野菜を多くとります。
脱ステロイドは最後の手段だと言っても過言ではないものです。
ホルモンの分泌量は一朝一夕で戻るものではなく、皮膚がボロボロの期間がしばらく続きます。
私も脱ステ開始から1週間ほどで、肌はひび割れでバキバキのゴーレムみたいな状態になりました。
最初はものすごく痛いのですが、3週間もすると深層部分が保護されるのか、痛みはほとんどなくなります。
しかし、見た目は相変わらずボロボロのままです。私も長いことボロボロの肌で生活しました。
私の皮膚が改善してきたのは、だいたい半年ほど経った頃です。ずっとボロボロだった皮膚に、少しだけ状態の良い場所ができてくるのです。
その後、少しずつ良くなっていき、だいたい9ヶ月でステロイド薬で回復していた肌並みに、1年間で健康な人の肌みたいになりました。
言い方を変えると、9ヶ月間はひどい肌で生活していました。最初の3週間は常に痛みがあり、3ヶ月まではヒビ割れに刺激があれば痛みます。
脱ステでアトピーを治した私ですが、保湿剤でかゆくならないレベルならば、食事を直して、ステロイド薬を正しく塗る方法で治したほうが良いと思っています。
|乾燥のメリットについて
脱ステを選ぶほど肌がひどくなっている人は、まず間違いなく皮膚の炎症が激しいです。
このひどい炎症と、ゴツゴツした肌荒れがあるとき、保湿剤のデメリットが現れます。
ゴツゴツした肌になると皮膚の表面積が増えます。そこに炎症による高温状態と、保湿による環境が揃うことで、黄色ブドウ球菌という菌が増えすぎてしまうことがあります。
この黄色ブドウ球菌は普段から肌表面にいる菌なのですが、異常に増えるとかゆみを引き起こす特徴があるのです。
そして掻きむしってしまうと、ますます炎症が悪化して、負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
こういう状況では保湿で治すことが難しく、保湿剤と混合になっているステロイド薬も同様ですし、単体のステロイド軟膏では塗りにくくて肌に負担をかけてしまうのです。
肌を乾燥させるメリットは、黄色ブドウ球菌によるかゆみを無くすことができることです。
|脱ステロイドを経験してみて感じたこと
脱ステロイドは最後の手段だと言っても過言ではないものです。
ホルモンの分泌量は一朝一夕で戻るものではなく、皮膚がボロボロの期間がしばらく続きます。
私も脱ステ開始から1週間ほどで、肌はひび割れでバキバキのゴーレムみたいな状態になりました。
最初はものすごく痛いのですが、3週間もすると深層部分が保護されるのか、痛みはほとんどなくなります。
しかし、見た目は相変わらずボロボロのままです。私も長いことボロボロの肌で生活しました。
私の皮膚が改善してきたのは、だいたい半年ほど経った頃です。ずっとボロボロだった皮膚に、少しだけ状態の良い場所ができてくるのです。
その後、少しずつ良くなっていき、だいたい9ヶ月でステロイド薬で回復していた肌並みに、1年間で健康な人の肌みたいになりました。
言い方を変えると、9ヶ月間はひどい肌で生活していました。最初の3週間は常に痛みがあり、3ヶ月まではヒビ割れに刺激があれば痛みます。
脱ステでアトピーを治した私ですが、保湿剤でかゆくならないレベルならば、食事を直して、ステロイド薬を正しく塗る方法で治したほうが良いと思っています(笑)
脱ステで唯一よかったと思っていることは、薬や保湿をできなくて肌が荒れた状態を誤魔化せないため、周りの人に私がアトピーで困っていることが一目でわかることです。
心配して民間療法や半端な知識を教えられることもありますが、皮膚科や薬についての情報が色々な人から教えてもらえたのは有難かったです。
おかげ様で、脱ステをするにあたりとても心強いお医者様に出会うことができました。
|信頼できる皮膚科に出会ってよかったこと
私のボロボロの肌を心配してくれた人が「新しくできた皮膚科だけれど、すごく知識のある先生がいるところがあるよ」と教えてくれました。
数々の経験で皮膚科を信用していなかった私ですが、半信半疑で伺ってみることにしました。
まだあまり有名ではなかったその頃でも、初診は始まる30分前から並んで2時間まちという混みようでした。(初診以外ならweb予約ができて、院内では30分ほど待つだけで診察してもらえます)
診察室に入ったボロボロの私を見て先生は
先「おお、こりゃヒドいな、、、(笑)」
私「はぁ、どうも」
先「それで、どうやって治したい?」
お疲れのようで言葉は多少ぶっきらぼうでしたが、一目で私がステロイド薬以外で治したいことを理解してくれました。
どういう方法があるのか聞いて見たところ
・脱ステもまま食事や生活習慣を直すだけの方法
・食生活などと合わせて漢方薬を使う方法
・入院施設などを紹介してもらう方法
・諦めて薬を使う方法
私は「現状の食生活について」問題がないか確認してもらい、それまでは知らなかった「漢方薬」について伺いました。
初診が脱ステ3ヶ月くらいで夏の手前の時期だったのですが、夏の暑さで崩れやすい体調も、症状によって処方する漢方薬をうまく変えてくれたため、ほとんど問題なく乗り越えられました。
本当に助かりました。
|まとめ
肌を乾燥させることで、菌によるかゆみを抑えることができます。
肌を治すためには肉や野菜をしっかりとること。お菓子や甘いものなど、質の悪い油や糖質のとり過ぎを控えること。が大切です。
そのうえで、薬や脱ステなどの方法が効いてきます。
最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
皆様の健康を心から祈っております。
とりあえず書こうと思っている内容
(すぐ思いついたものなので少し変わるかもしれません)
・自己紹介
・ビタミンCとお風呂
・薬(プロトピック)
・薬(ステロイド)
・保湿(ワセリン)
・保湿(保湿クリーム)
ー>保湿と乾燥、それぞれのメリットデメリット
・炎症、汗、体温、運動
・食事で意識すること
・腸内環境について
・その他アレルギーとアトピーとの関係
・肝臓(たんぱく質)
・ストレスとアトピー
・血流や体温
mitineco
0 件のコメント:
コメントを投稿