こんにちは。
mitinecoです。
暑さも真っ盛りの8月になりましたね。
8月といえば、夏祭りの他に「お盆」があります。
私は年に数回だけ実家に帰省するのですが、欠かさず帰るのはお正月とお盆です。
一年の初めと真ん中に帰って、無事にやっていることを家族やご先祖様、神様に報告しています(笑)
このお盆は8月の真ん中くらいにありますが、本来お盆は8月のはじめからということを知っていますか?
今回は、お盆について少し書いていこうかと思います。
|お盆の行事の由来について
意外と知られていないことは、お盆ってどういう行事なのか?ということですね。
お盆は仏教の行事で、インドの盂蘭盆会が元になっているものです。
盂蘭盆会の教えでは、とある修行僧がご先祖様が地獄で苦しんでいる夢をみてお釈迦様に相談したところ「皆に食事をふるまったり、良い行いをして過ごすと、ご先祖様は極楽浄土へ行くことができる」と教えられます。
この食事をふるまった日がお盆のお祭りの日です。そして、この教えを忘れないために、毎年繰り返しているわけです。
そして、インドでの盆踊りは「ご先祖様が地獄から極楽浄土へと旅立てる喜び」を表しています。
ご先祖様が罪を償っていた地獄の釜ですが、お盆のはじまりにあたる8月1日にはこの釜の蓋が開くといわれています。
そして15日前後にお祭りをしたのち、24日に再び地獄の釜は閉じられてしまうのです。
日本のお盆ではこれに合わせて、10日くらいに迎え盆、20日くらいに送り盆をします。さらにその前に、ご先祖様の送り迎えをするナスやキュウリの馬を飾るなどの準備があります。
お盆祭りのときには花火を打ち上げたりして「おかげさまで元気に暮らしていますよ」と、ご先祖様に感謝を伝えたりもします。
|日本のお盆祭りの不思議について
ここまではワリと有名なのですが、日本の盆踊りにはもう一つ意味があります。
祖先の霊とともにやってきて悪さをする悪霊にとり憑かれないため、追い払うため、といった意味合いもあるようです。
女性が三日月笠を深くかぶって顔を隠して踊ったり、ヒョットコや狐のお面で顔を隠すのです。
喜びを表現するインドの盆踊りとはだいぶ違いますよね。
子供の頃に不思議だったのですが、これについては誰からも教えてもらったことはないですね。
私の予想ですが、もともと日本にあった神様を祀るための収穫祭のお祭りが、元になっているのかもしれませんね。
収穫祭では、他の民族や野生の動物が食べ物を目当てにやってくるため、女性や子供は恐ろしい変装をするところが数多くあります。
ケルト人のハロウィンでも、子供が魔女やお化けの変装をしています。
先祖供養の平和な行事とは違うため、子供の頃の私は、日本の盆踊りに疑問を抱いたのでしょう。
|まとめ
お盆は8月をまるまる使う祖先を供養するための行事です。
日本ではお祭りで盛り上がるのはご法度のような感じがありますが、祖先の喜びを表現するように、楽しく過ごすのも良いですね。
もちろん浮かれすぎてマナー違反や喧嘩をするのはご法度ですが。。。
最後まで読んで下さいました方へ、
どうも有り難う御座います。
mitineco
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